お酒のはなし

第一話

日本酒の始まりは遠く弥生時代からと言われています。昔は神祭に際し酒を醸し、これを神にお供えするという風習がありました。酒は米とともに神人霊交のおもな手段であり、酒を同一の酒器で飲み交わすという宗教儀礼が、後に酒と社交の深いむずびつきに関連したと言われています。

さて、時代は移り、江戸時代には酒が一般庶民に広く行き渡り、そして明治以降に洋酒が輸入され、酒のバリエーションが増えました。しかしながら、日本酒の呑み方は以前、燗か常温のままで呑まれていました。

20年ほど前、吟醸酒が登場して以来、日本酒を冷やして呑むという方法が一般的になり、日本酒のバリエーションは一気に広がりました。
日本酒は、呑む温度帯がきわめて広く、燗酒から凍結酒まで(50゜C〜5゜C)、実に適温の幅が大きいのが魅力のひとつ。世界中どこを見渡しても、ここまで呑む温度が選べる酒はきわめて珍しいでしょう。

ですから、当然それに合う料理のレパートリーも広がりました。
鮎の塩焼きには吟醸酒、クリームシチューには純米吟醸酒、ロールキャベツやエビのシュウマイには本醸造酒、とんかつや焼き鳥には純米酒などと、美味しい料理を美味しいお酒でより美味しく召し上がっていただけるようになりました。

チャート
◆美味しいお酒の目安◆
特定名称原材料表示製法品質の制限品質の特徴
純米
吟醸酒
米・米麹精米歩合60%以下の白米使用まろやかな口当たりと優雅な芳香。じっくりと味わってお飲み下さい。
吟醸酒米・米麹・
醸造アルコール
精米歩合60%以下の白米使用
アルコールは白米重量の10%以下
華やかな香りとスッキリとした飲み口。冷やして飲めば食前酒に最適。
純米酒米・米麹精米歩合70%以下の白米使用コクと旨味のあるお酒。本物志向の方にお薦めします。
本醸造酒米・米麹・
醸造アルコール
精米歩合70%以下の白米使用
アルコールは白米重量の10%以下
コクがあり、飲み飽きしないお酒。料理の味を引き立てます。

そして、最後にお酒を選ぶのは「お客様の舌」。
お客様に常に美味しいお酒をご提供できるよう、今後とも「才谷屋酒販」は頑張ってまいる所存です。


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